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YL3【The Cat Mummy 】大好きな猫を思い出して読んだら、泣いてしまった…【英語多読】

2020-6-11 最終更新

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多読74冊目は

The Cat Mummy 

by Jacqueline Wilson 

 

YL 3.5 / 9.000w / T 634.954w

 

 

レベル

最近はもっぱら「A to Z Mysteriesシリーズ」を読んでいますが、この本は少し難しく感じました。

一文が長いです。

 

前から順番に読むことを意識しました。

でないと、最初の方を忘れてしまう程、長いです。

 

イギリス英語に??となるところもありましたが、アメリカ英語も完璧な訳じゃないし(私は)

これはあまり問題ないかと。

 

 

イギリスのサイトでは、7〜9歳向けと書いてありました。

読み終わる頃には、ずいぶんと慣れました。

 

 

 

読んで本当に良かった!

主人公の女の子Verityは、1匹のネコを飼っています。

名前はMabel、年老いたネコです。

 

Mabelは、Verityの亡くなったお母さんが飼っていたネコです。

 

 

ある日、VerityはMabelにひどい事を言って、邪魔者扱いしてしまいます。

そして、その日からMabelは姿を消してしまったのです。

 

VerityはMabelの事が頭から離れず、もしもの事を考えると怖くてたまりません。

 

そして、ついにMabelを見つけたけれど…

 

 

 

素晴らしい本に、出合ってしまいました。

多読する方に大人気の作家、ジャクリーン ウィルソンさんです。

 

切ないけど、じんわりと心温まる作品。

 

これを児童書だけにしておくのは、本当にもったいないと思います。

お世辞抜きで、大人が読んでも全く違和感ありません。

 

 

読み終わった今、胸がいっぱいで作品の余韻に浸っています。

 

 

この作品は「死」がテーマです。

正直児童書でこのテーマは、重いんじゃないかなと思いました。

実は私も、去年愛猫を亡くしています。

 

 

Mabelが行方不明になった時、Verityがものすごく後悔するシーンがありました。

 

「あの時何であんな事言ったんだろう」

「もし時間が戻せれば、近くに行って抱きしめるのに」

 

読んでいて、胸が苦しくなりました。

私も、全く同じ気持ちになったことがあるからです。

 

 

正直、

「読むのが早かったかな…もう少し時間が経って読むべきだったかも」

と、途中で止まってしまいました。

 

 

お母さんの死を乗り越えられず、話題にしない事が暗黙の了解の家族。

そんな環境で、主人公の女の子Verityならではの死との向き合い方に、心を揺り動かされます。

 

 

Verityの気持ちが分かりすぎて…。

そして、ひたむきなVerityを見た家族が、改めて自分達を見直し、前に進んでいきます。

 

 

悲しくて辛い描写があります。

でもそれだけじゃなく、温かい雰囲気の作品になっているところが、本当に素晴らしいです。

 

 

悲しくて辛い目をそらしたいことでも、大切な人と手を取り合えば、きっと乗り越えられる。

そして、私も一番の理解者でありたいな、と思いました。

 

 

絶対読むべきです。本当に!本当に!

 

 

 

重いテーマですが、やっぱりネコ好きにはたまらないシーンもありますよ。

 

I sometimes sit on the chair by the fire and gently rest my bare feet on Mabel's back.

本文より引用

 

「私は時々暖炉のそばのイスに座り、優しくMabelの背中に足を乗せた。」

 

 

She feels like my furry slipper.

本文より引用

 

「フワフワの毛皮のスリッパのように感じる。」

 

 

すごい分かる!!

やっぱりネコ好きの人って、どこの国でもやるんだ〜!と思いました。

 

裸足ですりすり毛皮を触るの、とても気持ちいいんですよね。

手で触るのとは、また違った感触で!

 

「足で触るなんて、お行儀悪くてごめんね〜」と謝りながらも、やめられないんですよね。

 

 

ネコ好きの皆さん、きっと温かい気持ちで読めると思います。

イラストもとってもキュートで、ジャクリーンさんの温かい作品にぴったりです。

 

 

 

今日のポイント

●in a fit state 

ー(be)〜できる状態にある

 

Maybe she's not in a fit state for school.

ー彼女は学校に行ける状態じゃないかもね。

 

 

 

まとめ

この本を読んで、一気にジャクリーンさんの大ファンになってしまいました。

次が早く読みたくて仕方ない!

 

たくさん作品はあるみたいですが、今の私のレベルで読める本は他にもあるのかな?

 

探して読んだら、またレビューしますね。

 

 

それでは、ここまで読んでいただき本当にありがとうございます。

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