ビーチに寝転んで

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【Lizzie Zipmouth 】私が誰とも話さないと決めた理由教えます!【英語多読】

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多読75冊目は

Lizzie Zipmouth 

by Jacqueline Wilson 

YL 3.3 / 7.000w / T 641.954w

 

レベル

前回読んだ「The cat mummy 」より優しいです。

難しい単語もなく、文も長くなくスラスラ読めます。

この作者Jacqueline Wilsonさんの作品の中で、一番優しいレベルだそうです。

 

A to Z Mysteriesよりも簡単

Magic Tree House と同じくらい

の感覚です。

 

 

 

あらすじ

「悪夢を見たことがある?」

 

私はあるよ、とっても怖い夢。

もう一度眠るのがイヤになるくらい怖い夢。

 

もうすぐ新しいお父さんと一緒に暮らすことになってるの。

今までは、自由気ままな一人っ子だったのに、2人の兄弟もできてしまう。

 

なぜママはサムと一緒に暮らすの?

ママと2人きり、スポーツ観戦に行ったり、アイスを一緒に食べたり、音楽に合わせて踊ったり、それで最高に幸せだったのに。

 

何で私がこんなに嫌がるかって?

それはサムが3人目のお父さんだから。

 

2人目のお父さん、最初はとっても優しかったの。

好きではなかったけど。

ママが絶対買ってくれなかったBarbie人形を買ってくれたし、とても良い家族だったの、最初はね。

そのうち私を怒鳴るようになったの。

私も負けじと言い返すと、次は叩くようになっていった。

 

だからサムもきっと同じ。

優しいのは今のうち。

そのうち怒鳴りだすのを待っているの。

私以外の4人は楽しそうにしてるけどね。

 

「前のお父さんとは違うわよ。ママが約束する。」

ママはそう言うけど、ママの約束はあまり当てにならないんだよね。

 

サムは私と仲良くなりたいみたいだけど、私はなりたくない。

ただ下を向いて、床を見つめるの、そして何も答えない。

 

そうだ!決めた!もう誰とも口を聞かないことにする!

 

 

 

感想

Lizzy、おそらく小学生高学年位かと思いますが、なかなかのハードモードですね。

この作者の作品は、辛いことやイヤなことも暗くならずに明るい雰囲気で書かれています。

 

Lizzyは、ステップファザーのサムの好意に対して反抗ばかり。

それを見たお母さんは「どうしてそんなバカなことばっかりするの?」

とLizzyを叱ります。

 

これはLizzyの「サイン」

サムが作った料理は、好物であっても口にしない。

サムが借りてきたビデオは、大好きな番組でも観ない。

サムが買ってくれたアイスも、決して口にせず自分の服に溶け落ちるのを見ているだけ。

 

読んでいて胸がチクチクしてしまいます。

 

ママとの2人の暮らしが、どれだけ楽しかったかを思い出すシーンは、思わずグッときてしまいます。

Lizzyのママの気持ちもよく分かります。

でも子どもって、やっぱりママが大好きで、ママとの時間ってものすごく大切なんですよね。

 

きっとママも分かっているだろうと思います。

それでも広い庭付きのお家、兄弟、パパがいた方がLizzyのために良いと思うのも当然です。

子どもの葛藤や素直な気持ちが、こんなに手に取るように分かる本ってありますか?って言いたいくらい。

ひしひしと痛いほど伝わってきます。

 

そして口を閉ざしたLizzyは、運命を出会いを果たします。

Lizzyがどうやって家族を受け入れていくのか、自分とどう向き合っていくのか。

子育て世代のお父さんお母さん達に、刺さりまくるはずです。

 

もちろん再婚をして継父母と暮らすことになった子ども達の、大きな助けになることは間違いありません。

 

新たな出会いと、Lizzy本人の人を思いやれる優しい気持ち、一歩踏み出す勇気。

子どもだけじゃない、大人も見習うべき姿が描かれています。

 

子どもにとって辛い悲しいことが、大人だからといって何もないように流せるわけじゃない。

家族はこうやって、愛情を伝えあって、支え合って作っていくんだな。

そう感じました。

 

多読の域を超えた、素晴らしい作品です。

ただただ、読んで欲しいです。

 



今日のポイント

●be keen on 

ー〜に夢中になっている、〜が好きだ

 

She still isn't all that keen on my mum.

ー彼女はまだ、ママのことそんなに好きじゃない。

 

keen」という単語を度々見ます。

どうやら、イギリスではよく使われる単語みたいです。

keen」といえば、やっぱり靴を思い出しますね。

keen というブランドの靴は有名です。

 

どう意味を込めてブランド名をつけたのかな?と考えました。

「鋭い」という意味もあります。

他には口語で「素晴らしい」という意味もあったので、こっちかな。

 

ブランドの名前とか気になりますよね。

いざ調べてみると「へ〜!」とおもしろいことがよくあります。

 

女性なら知っている方も多いと思います、

「Spick and Span 」アパレルブランドです。

「真新しい、ピカピカの」

という意味があります。

 

一世を風靡して、今なお裏原宿には行列ができているA BATHING APE

 

ロゴの通り「ape」は「猿」

「bathing 」は「入浴中の」です。

「入浴中の猿」という意味になりますね。

 

本当にこの意味を込めてつけたかは、分かりません。

でも身近な英語を調べてみるのは、とても楽しいし、2度と忘れませんよ。

※調べてみましたら、APEの方は合ってました。

正式名称は「A BATHING APE IN LUKEWARM WATER」で「ぬるま湯に浸かった猿」の意

 

 

 

まとめ

最後に一言!

とにかく読んでみて欲しいです!

ちょっと胸がきゅーっとなって、目頭が熱くなる、最後はきっと笑顔になれる。

 

とってもとっても素晴らしい作品です。

本当に出合えて良かったと思います。

 

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございます。

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