YL3【A to Z Mysteries】大ファンの私が徹底解説!大人も絶対おもしろい必読ミステリー!【多読】
2020-6-19 最終更新
こんにちは!
多読58冊目から「A to Z Mysteries 」を読み始めました。
それまでずっと読んでいた「Magic Tree House シリーズ」を、20巻まで読み終わったところでした。
レビューを色々読みましたが、評判通りとてもおもしろかったです!
最初の1巻を読んだだけで、すぐに大ファンになりました!
A to Z Mysteries とはどんな話?
「A to Z Mysteries 」とは、アメリカの子ども向け人気ミステリーシリーズです。
オリジナルシリーズは、全26冊発売されています。
「A to Z」とあるように、それぞれAからZの頭文字で始まるサブタイトルになっています。
第1巻の「The Absent Author 」は1997年に発売され、2005年の「The Zonbie Zone 」で最終回を迎えました。
主人公は、子ども探偵のディンク、ジョシュ、ルースローズの3人が大活躍!
3人は9歳、コネチカット州の架空の街、Green Lawnに住んでいる友達同士です。
また、2006年にはスピンオフ「A to Z Mysteries Super Edition 」が発売されました。
同じキャラクターで、オリジナルより50ページ長くなっています。
大人もおもしろいミステリー!
第1巻を読んでビックリしました!
本当におもしろかったんです。
児童書のミステリーでは「Nate the Great」を読んだことありますが、ネイトよりも断然濃く仕上がってます。
「児童書のミステリーなんて…」と思う方もいるでしょうが、それだけで避けていたらもったいないです!
テーマは
●行方不明のミステリー作家を捜索
●地元の銀行で強盗事件が発生!本物の刑事に協力を依頼される
などなど、おもしろそうな事件ばかり!
謎解きも最後まで分かりませんし、解決したときには「おお〜!」ってなります。
普通の小学生の日常の中で起きる事件を、子ども目線で解決していく物語です。
魔法や、タイムトラベルなんかの非日常的なことは、起こりません。
そこがリアルで、大人も読みやすいのかもしれません。
中には、子どもっぽいと感じる方もいるかもしれません。
でも複雑で難解なトリックを、今のレベル(YL3) で英語で読むのって、まだまだ難しいです。
多読の初心者を抜け出した、YL3が読める時期。
「A to Z Mysteries」は、ちょうどいいレベルです。
本格的なミステリー小説が読めるようになるまでの間、ピッタリだと思いますよ!
そして、男子2人に女子1人という、男女混合のメンバー構成もいいですね。
紅一点のルースローズは、鋭い観察眼を持ってて、ヒラメキも抜群。
男子チームは、ふざけてるうちに「あれ?これって?」的な解決法も多いです。
小学生の女子って、男子より大人びてるとこありますよね。
男女の目線の違いがおもしろくて、可愛らしいです。
「児童書でこんなにおもしろいなんて、大人向けの作品はないのかな?」
と思うほど、ハマった私。
そこで、作者Ron Roy さんについて調べてみました。
なんと、Ronさんは元々小学校の先生をされていたようで、このシリーズのおもしろさも納得です。
そのおもしろさの1つに、アメリカの子どもたちの日常について、知ることができる点があります。
食べているおやつや、遊び方、ハロウィンなどのイベントの話も出てきます。
近所にサーカス団がやってきたり、アメリカならではのエピソードは、とてもワクワクします。
一言で言ってしまえば、児童書だけどサイコーにおもしろいってことです!
レベルはどれくらい?難しい?
実は私「A to Z Mysteries 」に挑戦するのは2回目なんです。
一度「Magic Tree House 」を読んでいる途中で読み始めました。
しかし、最初の数ページで挫折しました。
難しかったんです…
「A to Z Mysteries」は、YL 3.0〜3.5
「Magic Tree House 」は、YL2.5〜3.0
なので少し難易度は高めです。
「Magic Tree House 」やGraded Readers(語彙制限のある本)では、見たこともない表現がたくさん出てくるんです…。
●Beats me.
ー分からないよ。
●Dink,Josh,and Ruth Rose did a triple high five.
ーディンク、ジョシュ、ルースローズはハイタッチした。
こんなのがたくさん…
kindleで読むと、単語はすぐ調べられますが、熟語は調べられないので全然進まない…
今まで教科書に載っているような、中学英語で読める本ばかり読んでいたので、面食らいました…
そして、この本は数ヶ月放置することに…
そこから「Magic Tree House 」だけを20巻読み、約11万語読んで総語数50万語で再挑戦!
そして、ついに読めましたー!
しかもおもしろかった!!
ものすごーーく嬉しかったです!
なぜ読めたかと考えてみると…
●完全に私のレベルが足りていなかった
●チャプター1は読みにくいけど、それ以降はスルスルと読める
なので、少し読んでみて「難しいかなー?」と感じたら、チャプター2まで読んでみて下さい。
それでも読めないなら諦める!
2巻以降はもっと優しく感じられて、スラスラと読めましたよ!
1巻が少し難しいのかな?と個人的には感じました。
難しいと感じた方は「Magic Tree House 」がオススメですよ!
↓↓
読めなかったとしても、自分の読めるレベルを確実に読んでいけば必ず読めるようになります!
私がそうでしたので!
読めなかったレベルの本が読めるって、ものすご〜く嬉しいので、ぜひぜひ挑戦してみて下さい!
まずは第1巻を!
物語の始まりは、主人公ディンクの大好きなミステリー作家、ウォリスのサイン会へ行くところから始まります。
しかし、当日ウォリスは、会場に現れませんでした。
ディンクには心当たりが…。
「ウォリスは誘拐されたんだ…!」
ディンクは、親友のジョシュ、ルースローズと共に捜査を、開始するのでした。
と、こんな感じです。
ほんのつかみの部分ですが、面白そうでしょ?
少年探偵団に誘拐はテーマが大きすぎるのでは?
なんて心配もありましたが、納得の終わり方なので、ご安心を。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。
児童書とはいえど、英語で本を読めるってとってもすごいことですよね!
おもしろくて、勉強になって、一石二鳥!
いつか憧れのペーパーバックを読める日がくるのを夢見て、まずはコツコツと頑張りましょうね!
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます!!